文学座では12月8日(火)〜22日(火)まで『白鯨』(原作/ハーマン・メルヴィル 劇化/セバスチャン・アーメスト
訳/小田島恒志 演出/高橋正徳)を上演いたします。
近代アメリカ文学を代表するメルヴィルの『Moby-Dick』を、イギリスでSimple 8 のメンバーとして脚本・演出を手がけ、『カリガリ博士』『天井桟敷の人々』といった名作映画を、ライヴならではのパフォーマンスに生まれ変わらせた舞台で注目を浴びたセバスチャン・アーメストが劇化。
日本と英国で上演された舞台『ANJIN〜イングリッシュサムライ』に俳優として参加したセバスチャンが、共演者として小林勝也と出会ったことから今回の公演が実現しました。
野田秀樹・三谷幸喜作品からアングラ・小劇場まで縦横無人に活躍する小林勝也が船長を演じます。
俳優の肉体を駆使し、音響と照明とともに荒れ狂う海と捕鯨船をアトリエいっぱいに出現させます。
文学的な魅力はもとより、海や大自然に対する畏怖、昨今の世界的なエネルギー問題、捕鯨をめぐる問題、狂気から破滅に向かう全体主義的な船内など、内在する様々な現代的なテーマをも感じさせる舞台を目指します。
そこで日本アメリカ文学会の会員の皆様にこの『白鯨』の告知をさせて頂きたくご連絡させて頂きました。
*文学座は1937年に創立され、現在は江守徹や角野卓造、渡辺徹などが所属する劇団です。
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