平成23年度冬季研究会
日時:12月3日(土曜日)15:20〜16:50
場所:比治山大学 〒732-8509 広島市東区牛田新町四丁目1番1号
7号館3階第三講義室 (教室番号07305)
研究発表
1.
発表者: 長井 志保 氏(兵庫教育大学大学院)15:20〜16:00
題 目: ヒサエ・ヤマモトの「祝婚歌」における“Inner Vision”の模索
司会者: 吉田 美津 氏(松山大学)
2.
発表者: 本田 良平 氏(福山平成大学)16:10〜16:50
題 目: The Sound and the FuryとAbsalom, Absalom!
—燃え上がり消える炎としての人間像から伝播する波紋としての人間像への変化について—
司会者: 大地 真介 氏(広島大学)
日本アメリカ文学会中部支部
12月特別ワークショップ・忘年会のお知らせ
以下の要領で特別ワークショップと忘年会を開催します。
■ 特別ワークショップ
日時:2010年12月10日(土)午後2時
場所:愛知淑徳大学星ヶ丘キャンパス
13D 教室(1号館3階)
地下鉄東山線星ヶ丘下車・3番出口徒歩約3分
駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。
テクスト:Tracy Letts, August: Osage County (2009)
ISBN: 978-0-8222-2300-9(ただしエディションは問わない)
司会/講師:藤田淳志氏(愛知学院大学)
講師:柳沢秀郎氏(名城大学)
三輪恭子氏(東邦大学)
社河内友里氏(三重大学)
【12時30分より臨時運営委員会を開催します。】
■ 忘年会のご案内
同日忘年会を開催いたします。参加ご希望の方は12月5日(月)までに、事務局へメール連絡してください。
日時:12月10日(土) 18時〜
会場:ビストロ レズゥドール
http://lesoeufsdor.com/info.html
名古屋市千種区四谷通2-10(本山駅5番出口より徒歩数分)
ルーツストーン ラ・メゾンビルB1F
TEL :052-781-1237
会費:6000円
第55回 日本アメリカ文学会 関西支部大会
日時: 2011年12月3日(土) 14:00開会 (受付開始 13:30)
場所: 武庫川女子大学 MM(マルチメディア)館1階MMホール
〒663-8137 西宮市池開町6−46
TEL: 0798-47-1212(代表)
URL: http://www.mukogawa-u.ac.jp/index.html
プログラム
■ 開会の辞 (14:00) 支部長 水野 尚之(京都大学)
■ フォーラム (14:10)
テーマ「Natural Disaster とアメリカ的想像力」
司会・講師 中 良子(京都産業大学)
講師 林 以知郎(同志社大学)
講師 松岡 信哉(龍谷大学)
講師 石本 哲子(大谷大学)
講師 渡辺 克昭(大阪大学)
(途中20分程度休憩)
■ 閉会の辞 (17:40) 本城 精二(武庫川女子大学)
(会員以外の方も御来聴歓迎いたします)
■懇親会 (18:00頃から) 場所:MM館3階カフェテリア(会費 4000円)
司 会 今村 隆(武庫川女子大学)
*なお、武庫川女子大学には駐車場がありませんので、公共の交通機関をご利用下さい。阪神電車が一番便利です。
日本英文学会東北支部第66回大会プログラム(共催:日本アメリカ文学会東北支部)
時: 2011年11月26日(土)・27日(日)
所: 東北大学川内キャンパス(仙台市青葉区川内27−1)
第一日 11月26日(土)
研究発表
第二室(アメリカ文学部門)
(文学研究棟311講義室)
1.14:30−15:05
ソフト・パワーとしての『ローマの休日』
秋田大学 村上 東
司会 仙台高等専門学校 飯田 清志
2.15:10−15:45
The Wild Palms に於ける「法律」と「ルール」について
産業技術高等専門学校 海上 順代
司会 富士大学 筑後 勝彦
3.15:50−16:25
ドメスティック・アドヴァイザーの小説の系譜
——Helen Campbell を中心に——
岩手大学 秋田 淳子
司会 米沢女子短期大学 宇津まり子
※第一室(イギリス文学部門)では、支部会員の畠山研氏が研究発表を行います。 (文学部第二講義室)
15:10−15:45
愛しき弟はどこ行った?
——第一次大戦下のマンスフィールドの反戦意識と「前奏曲」
東北学院大学大学院 畠山 研
司会 山形大学 中村 隆
第二日 11月27日(日)SYMPOSIA 10:00−13:00
第二部門(文学研究棟311講義室)
ポストモダンとSF
司会・講師 八戸工業大学 高橋 史朗
講師 東北工業大学 高橋 哲徳
講師 福島高等専門学校 中山 悟視
第155回研究談話会を下記の要領にて開催いたします。どうぞお誘いあわせの上、多数お集まり下さいます様ご案内申し上げます。
◆日時:11月26日(土)午後4時〜6時
◆場所:北海学園大学(札幌市豊平区旭町4丁目1番40号)7号館1階 演習室D101
*交通案内:地下鉄東豊線「学園前」駅で降りて3番出口をご利用下さい。
7号館は、地下鉄の上にある6号館から正門をはさんで反対側、平岸通(平岸街道)沿いにあります。
▼題 目:「白い血」という檻──Go Down, MosesにおけるIkeの人種的思考
▼発表者:本村 浩二氏(関東学院大学)
▼司 会:平野 温美氏
▼要 旨:
William FaulknerのGo Down, Moses (1942)第六章の“Delta Autumn”の終盤に、Issac [Ike] McCaslinがアメリカ社会で顕在化しつつある、異人種間の混淆と混血について、悲嘆の意を表明する、有名な場面がある。南部の貴族階級出身で、今や老人(73歳)となっている彼がそこで恐れているのは、人種的差異の喪失がもたらす混乱と無秩序である。そしてその喪失は、この老人の独自のロジックによれば、理不尽な森林破壊が引き金となって生じている。
改めて言うまでもなく、彼の、人種的差異の希求の背後には、人種の“purity”の保持という欲望がある。確かに、批評家Thadious M. Davisが指摘しているように、彼の、世襲財産と所有権の放棄は、当時アメリカ全土で広く受け入れられていた“scientific racism”に逆らう行為となっている。しかしながら、そのポジティヴな意味が、“Delta Autumn”の終盤の場面における心境の表白によって、大いに否定されているのも事実である。
さて、本発表は、Ikeを主人公にしている、いわゆる“the wilderness trilogy”── “The Old People”、“The Bear”、“Delta Autumn”──を主に取り上げるが、それらを従来の研究によく見られた型、つまり、主人公が荒野での神秘的なエピファニー体験に基づき、己の家系の罪深い暗部に開眼していくという、ビルドゥングスロマン(社会的、道徳的、精神的成長の物語)として読むのではない。というのも、彼の長い人生の物語には、厳密な意味で「成長」という二文字がうまく当てはまらないように思われるからだ。
この時代の人種イデオロギーに光を当てつつ、むしろ本発表で試みたいのは、“purity”と”hybridity”をキーワードに使いながら、Ikeの生涯を彼自身の身体に流れているとされる「白い血」との闘争の物語として読むことである。もう少し具体的に言うなら、それは、彼が祖父から受け継いた「白い血」の呪縛にとらわれ、如何に自由になれずに、苦悩しているのかを確認することである。
こうした視点からの読みは、「白人」という人種カテゴリーの標準・規範を問うという意味で、近年盛んなホワイトネス研究が提起している問題を多少なりとも共有することになるであろう。
日本英文学会東北支部第66回大会プログラム
(共催:日本アメリカ文学会東北支部)
時: 2011年11月26日(土)・27日(日)
所: 東北大学川内キャンパス(仙台市青葉区川内27−1)
第一日 11月26日(土)
研究発表
第二室(アメリカ文学部門)
(文学研究棟311講義室)
1.14:30−15:05
ソフト・パワーとしての『ローマの休日』
秋田大学 村上 東
司会 仙台高等専門学校 飯田 清志
2.15:10−15:45
The Wild Palms に於ける「法律」と「ルール」について
産業技術高等専門学校 海上 順代
司会 富士大学 筑後 勝彦
3.15:50−16:25
ドメスティック・アドヴァイザーの小説の系譜
——Helen Campbell を中心に——
岩手大学 秋田 淳子
司会 米沢女子短期大学 宇津まり子
※第一室(イギリス文学部門)では、支部会員の畠山研氏が研究発表を行います。 (文学部第二講義室)
15:10−15:45
愛しき弟はどこ行った?
——第一次大戦下のマンスフィールドの反戦意識と「前奏曲」
東北学院大学大学院 畠山 研
司会 山形大学 中村 隆
第二日 11月27日(日)
SYMPOSIA 10:00−13:00
第二部門(文学研究棟311講義室)
ポストモダンとSF
司会・講師 八戸工業大学 高橋 史朗
講師 東北工業大学 高橋 哲徳
講師 福島高等専門学校 中山 悟視