第195回研究談話会を下記の要領にて開催いたします。Zoomを利用しての開催です。どうぞ皆様、多数お集まり下さいます様ご案内申し上げます。
▼日時:6月19日(土)午後4時〜 6時
▼題 目:ポール・オースターの主要作品における主題の発展に関する分析
▼発表者:大田原 裕紀氏(北海道大学大学院)
▼司 会:本城 誠二氏(北海学園大学名誉教授)
関西支部6月例会のご案内
2021年度日本アメリカ文学会関西支部6月例会を下記のとおりオンラインで開催いたします。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2021年6月12日(土)15時より
Zoomによる開催(参加リンク等は後日メールでお知らせします)
研究発表
1.「Claude McKayとモダニズム—都市の周縁とその国際性」
発表者 古東佐知子(神戸女学院大学)
司会 相田洋明(大阪府立大学)
2.「家を読み解く—Anna Katharine Greenの“domestic detective fiction”」
発表者 中川千帆(奈良女子大学)
司会 石塚則子(同志社大学)
(17時頃終了予定)
第66回九州アメリカ文学会大会(2021年度)は、2021年5月9日(日)にオンラインにて開催いたします。個人研究発表、千代田夏夫先生(鹿児島大学)をコーディネーターとするシンポジウム「イーディス・ウォートン再読—生誕160年を控えて」、新田啓子先生(立教大学)による特別講演「アメリカ文学と不確かな黒人」と、充実の内容を予定し皆さまのご参加をお待ちしております。
Zoomミーティング情報はKALSメーリングリストにてお知らせいたします。会員以外の方のご参加もお待ちしておりますので、ご希望の方は以下のフォームよりお申し込みください。
大会についてのお問い合わせは事務局までお願いします。
tmknagakawa[@]flc.kyushu-u.ac.jp
[@]を@に変えてください
九州アメリカ文学会第66回大会プログラム
開会式
10:00-10:10
開会の挨拶 高橋 勤(九州大学)
10:10-10:20
総会報告 岡本 太助(大阪大学)
研究発表
10:30-11:10
前屋敷 太郎 (九州共立大学) 司会:江頭理江(福岡教育大学)
「The Adventures of Tom SawyerにおけるImperfect Childに秘められた才能と
19世紀における新しい子供像の一考察」
11:20-12:00
志水 智子(九州産業大学) 司会:楠元実子(熊本高等専門学校)
「Jonah’s Gourd VineにおけるHurstonの自己探求」
シンポジウム
13:30-15:30
「イーディス・ウォートン再読—生誕160年を控えて」
司会・講師 千代田 夏夫(鹿児島大学)
講師 新井 景子(武蔵大学)
講師 城戸 光世(広島大学)
講師 高野 泰志(九州大学)
特別講演
16:00-17:00
新田 啓子 (立教大学教授)
「アメリカ文学と不確かな黒人」
司会 高橋 勤
閉会式
17:05-17:15 高橋 勤
関西支部総会のご案内
2021年度日本アメリカ文学会関西支部総会を下記のとおり開催いたします。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。
Zoomによるオンライン会議形式で行います。参加方法につきましては、後日メールでご連絡差し上げます。
記
日時 2021年5月8日(土)15:00開会
総 会
支部長挨拶 里内 克巳 (大阪大学)
議事 議題 ① 2020年度会計報告
② 2021年度予算案
③ 2021年度役員
④ 2021年度行事予定
⑤ その他
講 演
講師 若島 正 (京都大学名誉教授)
演題 「移行の技法——ナボコフの『キング、クイーン、ジャック』を読む」
司会 水野 尚之 (京都大学名誉教授)
2021年5月8日(土)午後1時30分より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、4月24日頃に支部HPでお知らせいたします。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
研究発表
アメリカ西部の文学的磁力
講師:結城正美(青山学院大学)
司会:波戸岡景太(明治大学)
分科会
近代散文:The Portrait of a Ladyにみる無-限定性について
加茂秀隆(一橋大学・非)
現代散文:「名誉」と「優しさ」
Eudora Welty, Delta Weddingにおける南部プランテーション社会の規範
杉浦牧(東京大学・院)
詩:ロバート・フロストのメタポエムズ
笠原一郎(東京工業大学・非)
演劇・表象:リエナクトメントの人種主義技法
『国民の創生』とウォーグラフの血脈
鈴木俊弘(桜美林大学・非)
詳細は支部HPをご覧下さい。
2021年4月10日(土)午後2時より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、こちらをご確認ください。
申込方法はこちらです。
特別講演
作家生命論の起原
アメリカ文学思想史の視点から
巽孝之(慶應義塾大学名誉教授)
司会:難波雅紀(実践女子大学)
かつて文学進化論と呼ばれた考え方があった。夏目漱石『文学論』(1903年—05年草稿、 1907年刊行)にもそれは反映している。同書は、今日ではロシア・フォルマリスムやニュー・クリティシズムとも関連するものとして再評価される。しかし、 19世紀末の時点では生物学的有機体説を社会や国家に適用したハーバート・スペンサー流の社会進化論が我が国にも浸透し、福澤諭吉を含む明治の知識人たちがそこに近代国家独自の歴史的ヴィジョンを見出していたのを忘れるわけにはいかない。とりわけ重要なのは、黒船によって我が国を開国へ導いたマシュー・ペリー提督の甥の子にあたる英米文学者トマス・サージェント・ペリー(1845-1928年)が 1898年、ハーバード大学総長の推挙により慶應義塾へ派遣されたことである。
ペリーはジェイムズ兄弟やハウェルズ、ヘンリー・アダムズ、マーク・トウェインらと懇意の間柄で、スペンサー譲りの社会進化論を応用し、ロマンティシズム的な天才論を排し、文学もまた一定の法則で進化するものと考えた。彼こそはまさにダーウィニズムと手に手を取ったリアリズム、自然主義文学と伴走する学者批評家であり、その主著『18世紀英文学』English Literature in the Eighteenth Century(1883年)を漱石が読まなかったとは考え難い。ペリーは同書で文学を統御する明らかな法則を想定し、一体どのように 前世紀の文学がいかに形成され、いかに崩壊したかを物語ろうとしたが、一方漱石は、あたかもペリーの視点を発展させるかのように、作家が作品を生み出し、その作品がいかに文学史上に足跡を残していくか、あるいは残しそこないながらも再評価されていくかをめぐる原理を思索した。
今回はそうした脈絡からいかに私が作家生命論と呼ぶヴィジョンが生まれたか、そこに垣間見えるいくつかの法則を踏まえるといかに作家のみならず作品そのものの生命についても考察が可能になるかを、例証していきたいと思う。
支部総会
特別講演終了後、オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、3月27日頃、支部HPに記載しますのでぜひご確認ください。
議題:活動・会計報告、委員の交代、その他
以下の要領で第37回日本アメリカ文学会中部支部大会を開催します。
<支部大会プログラム(PDF)>
日時:2021年4月24日 (土) 10:00 - 17:20
オンライン開催
開会のことば 支部長 長澤 唯史氏(椙山女学園大学)[10:00 - 10:05]
研究発表
(1) 山辺 省太氏(南山大学) [10:05 - 10:50]
「Go Down, Moses における悲劇の可能性--アイザック・マッキャスリンとライダーの比較をとおして」
司会 田中 敬子氏(名古屋市立大学名誉教授)
(2) 長岡 亜生氏(福井県立大学) [10:55 - 11:40]
「Work: A Story of Experience にみる19世紀アメリカ社会と女性と仕事」
司会 羽澄 直子氏(名古屋女子大学)
総会 議長 長澤 唯史氏 [11:45 - 12:30]
(昼食休憩 12:30 - 13:40)
シンポジウム [13:40- 16:10]
「アメリカ文学における民主主義の扱い」
司会・講師:香ノ木 隆臣氏(岡山理科大学)
講師:土屋 陽子(弘前大学)
講師:菅井 大地氏(松山大学)
特別講演 [16:20- 17:20]
「アメリカ文学を訳す」
講師 : 柴田 元幸氏
司会 : 川村 亜樹氏(愛知大学)
17:20
閉会のことば 竹野 富美子氏(東海学園大学)
2021年4月24日(土)開催の日本アメリカ文学会中部支部大会(オンライン開催)には、会員以外の方々も、会員のご紹介があれば参加可能です。参加希望で会員の紹介がおありの方は以下の<一般参加用>申込みフォームにより申込みをお願いいたします。
(中部支部会員のみなさまは、参加申し込みの必要はありません。)
申し込み締め切りは、4月15日(土)17時です。
事務局にて入力情報を確認後、4月20日頃、ご登録のメールアドレス宛てに、オンライン参加に必要な情報を送信します。(登録情報に誤り等がある場合は、参加承認されませんのでご注意ください。)
当日のオンライン大会は、このフォームにご入力いただいたお名前にて、ご参加ください。
2021年3月27日(土)午後1時30分より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、3月13日頃に支部HPでお知らせいたします。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
研究発表
ダム建設公共事業とコロンビア川表象史
ニューディールから冷戦まで
講師:馬場聡(日本女子大学)
司会:山口和彦(上智大学)
分科会
近代散文:
肖像から読むPierre
ダゲレオタイプ時代の視覚と時間性
大西慧(早稲田大学・院)
現代散文:
Sex and the Cityに見られる女性の生き方についての一考察
大塩真夕美(目白大学)
詩:
狂気と絶望
Robert Frostの詩を生み出すもの
狭間敏行(創価大学・非)
演劇・表象:
楡の木陰の埋められた所有欲
サム・シェパードとユージン・オニールの家族劇に見る継承の問題
高橋典子(白百合女子大学・院)
詳細は支部HPをご覧下さい。
日時:2月20日(土)午後2時半より
Zoomによるオンライン会議形式で行います。 → 参加方法はメールまたは葉書での連絡をご参照下さい。
発表
(1)早川真理子氏(名古屋大学・院) 司会:小池理恵氏
「Lan Cao の Monkey Bridge における橋のモチーフと記憶について」
(2)邵 丹(ショウタン)氏(名古屋外国語大学)司会:戸田由紀子氏
「Tracing Cultural Roots: For a Deconstructive Approach to Ursula K. Le Guin’s The Left Hand of Darkness」
★ 例会終了後、運営委員会を開催します。
2021年1月30日(土)午後1時30分より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、1月16日頃、支部HPに記載しますのでぜひご確認ください。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
研究発表
初期アメリカの奴隷反乱事件と文学的想像力
ニューヨーク植民地の事例と大衆歴史小説
講師:白川恵子(同志社大学)
司会:稲垣伸一(実践女子大学)
分科会
近代散文:
The House of the Seven Gablesの地層的読解
アメリカン・ロマンスと地下資源
田浦紘一朗(東京女子体育大学・非)
現代散文:
トマス・ピンチョンのVinelandにおける場所の連帯と声
榎本悠希(慶應義塾大学・院)
詩:
東欧詩という傍流
チェスワフ・ミウォシュ
諏訪友亮(実践女子大学)
演劇・表象:
50年の忍耐を読み解く
認知症・記憶の放棄・生涯にわたる暴力の被害者にとってのアーカイブの可能性
大理奈穂子(神戸学院大学)
詳細は支部HPをご覧下さい。