石原 剛 (早稲田大学)
ネットの急速な発展により、自宅に居ながらにしてワンクリックで太平洋の彼方にある貴重な資料を目にすることが出来るようになった。「資料が手に入りませんでした」というかつての「決めゼリフ」は、今日、急速に「逃げゼリフ」と化しつつある。しかし、光速並みのスピードで進歩する情報社会の只中にあって、果たしてどの情報が真の意味で役に立つのかもはや分からなっていることも事実。クリックを重ねても目当ての資料には届かず、まるでワンクリック詐欺にでもあったような悲哀を感じさせられることも多い。そこで本発表では、携帯メールすら満足に扱えない私のようなマニュアル人間でも利用可能な情報ツールや、各種アーカイブを利用する上での注意点などについて、私が経験した悲喜交々のエピソードも散りばめつつ、ざっくばらんに話していければと考えている。