坂本季詩雄, 布施将夫, 北尾泰幸, 林姿穂編著, 『メディアの中の女性――文学、歴史、言語の世界』 開文社出版, 2026. 1. 30. 四六判xvi+323頁, 4,000

概要

メディアに投影される女性像を、「文学」・「歴史」・「言語」の三視点から考察する。

概念としての女性の揺らぎ、メディアに映し出される女性表象の変容や言語に潜むジェンダー性を分析し、新たな視座を切り拓く学術書となる1冊です!


目次

 


まえがき  ――― 坂本季詩雄

 

第一部【文学・文化 編】 編

第1章 ウイリアム・ホートンの『人の金を当てにするイングランド人たち』に

    描かれる娘たちとイングリッシュネス  ―――  奥山厚子 

第2章 メディアに創造されたフローレンス・ナイチンゲールのイメージと

    女性の社会進出への寄与  ―――  河野弘美  

第3章 ナサニエル・ホーソーンの「イーサン・ブランド」に描かれる女性と自然  ―――  林 姿穂  

第4章 ハリウッド映画に描かれるスポーツウーマンの変遷  ―――  國友万裕 

第5章 『羊たちの沈黙』にみるクラリスのジェンダーの不確定性  ―――  辰巳 遼  

コラムA:ロバート・フロストの作品における女性のイメージ 境界から生じる理解不能性

  ―――  坂本季詩雄 

 

第二部【歴史・社会 編】

第6章 メキシコ国民文化としての「マチスモ」の語り  ―――  林 和宏  

第7章 フェミニシディオ論にみるメキシコのマスメディアと女性連続殺人   ―――  林 和宏

第8章 20世紀末の日本のテレビコマーシャルが映し出す働く女性のイメージ

  ―――  ウルスラ・フレイ

コラムB:連邦陸軍電信隊の女性隊員 ルイーザ・ヴォルカーに注目して  ―――  布施将夫

コラムC:アメリカの歴史教養書の中の女性たち  

サミュエル・グッドリッチの『ピーター・パーリーのアメリカ物語』と

ホーソーンの『歴史と伝記の本当の物語』を比較しながら  ―――  林 姿穂 

 

第三部【言語・教育 編】

第9章 女性と英語教育 プレゼンス理論の視座より  ―――  山本玲子  

第10章  『リア王』邦訳にみるジェンダー表現の変遷 女性ことばの使用を中心に  ―――  佐藤晶子 

第11章 ジェンダーに起因する言語使用の変容 男女の区別にとらわれない語彙と表現をめぐって 

                                      ―――  衛藤圭一  

第12章 E タイプ代名詞と単数 they  ―――  北尾泰幸 

コラムD:ネス湖の怪物「ネッシー」の代名詞  ―――  北尾泰幸  

 

あとがき  ―――  布施将夫 

執筆者紹介

索引