杉野健太郎編, 浅川友幸, 浅羽麗, 上岡伸雄, 諏訪部浩一, 竹内康浩, 野間正二, 藤生真梨藻, 宮本陽一郎著. 『ギャツビー100年 F・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』を読む』 三修社, 2025. 12. 21. A5判247頁, 3,400

概要

刊行100年の2025年に9人の論者がさまざまな視点から『グレート・ギャツビー』を読み解く


1925年に『グレート・ギャツビー』が刊行され、日本でも徐々に受容されてきた。9つの論考をとおして『グレート・ギャツビー』が長く読みつがれる魅力や時代背景、校正による内容の変遷など、深く、楽しく小説を読み解く鍵を見つけることができる。

長年、多くの読者を惹きつける小説を堪能するための手引きとなる1冊。

巻末には、原文のテキストについての解説や、翻訳をはじめ、日本で入手できる研究書、映画化作品を網羅した資料集、フィッツジェラルドの年譜、小説のあらすじ、研究メモなどを掲載している。


目次

はじめに――『グレート・ギャツビー』刊行100年

杉野健太郎

『グレート・ギャツビー』と三つの経済体制

上岡伸雄

1925 ギャツビーの年

宮本陽一郎

ギャツビーの乗り物再訪

竹内康浩

ダブル・ヴィジョンの可能性――ニック・キャラウェイのナラティヴ/ジェンダー・ストラテジー

諏訪部浩一

ギャツビーの眩い笑み――『グレート・ギャツビー』の「大きな欠陥」と親密性

浅羽麗

『グレート・ギャツビー』におけるニックの「幼さ」と「メランコリー」

藤生真梨藻

『グレート・ギャツビー』と戦争PTSD――なぜギャツビーは「ザ・グレート」なのか

野間正二

ニュー・ヒューマンとしてのギャツビー――『グレート・ギャツビー』における自己と世界と生の肯定

杉野健太郎

書き換えられたジェイ・ギャツビー――「マニュスクリプト」と『トリマルキオ』から『ギャツビー』を読む

浅川友幸

アペンディクス

『グレート・ギャツビー』のテクスト(浅川友幸)/研究メモ(森木順子・野間正二・藤谷聖和)/エッセイ「ギャツビーと私」(藤谷聖和・杉野健太郎・森木順子)

巻末資料

主要登場人物/あらすじとセグメンテーション/主要資料/F・スコット・フィッツジェラルド年譜/地図/索引
執筆者紹介