1. 新刊書
  2. 東雅夫×下楠昌哉〈責任編集〉. 『幻想と怪奇の英文学V――関西疾風編』 春風社, 2025. 10. 13. 四六判414+VI頁, 3,000

東雅夫×下楠昌哉〈責任編集〉. 『幻想と怪奇の英文学V――関西疾風編』 春風社, 2025. 10. 13. 四六判414+VI頁, 3,000

概要

気鋭の文学者らが論じた幻想文学の本格的な研究・批評の集成、第5弾!

関西の若手研究者を中心とした論考群に加え、「首なし騎士」伝説について論じた東雅夫氏によるエッセーも収録!

目次

前口上【東雅夫】


第1部 吸血鬼 vs. ヴァンパイア

無声映画と溢れる分身―懸賞映画小説「踊る幻影」の世界【西川貴子】

ヴァンパイアをめぐる〈皮膚〉と美醜の問題―ルスヴン、クラリモンド、カーミラ、ドラキュラを中心に【森口大地】

吸血鬼をヴァンパイアと呼ばなかった男―ラフカディオ・ハーンと血を吸う怪物たち【下楠昌哉】


第2部 この世のあわいの英詩の園で

死の床に横たわりて―「物」としてのジョン・ダンの生と死の身体【友田奈津子】

循環するコモンプレイス―初期近代読書文化と『妖精の女王』第一巻【円浄ゆり】

イギリス・ロマン主義とゴシック―ワーズワスの『ソールズベリー平原』を中心に【金津和美】

幕間 「首なし騎士」に魅せられて【東雅夫】


第3部 メイク・アメリカ・ファンタスティック

女が語り始めるとき―エドガー・アラン・ポーと霊との交信【池末陽子】

セアラ・オーン・ジュエットの幻想小説―哀しい怪物たちと恐ろしい人々【斎藤彩世】

ルイーザ・メイ・オルコットが描く「ミイラの呪い」【吉田朱美】

『オズの魔法使い』における虚偽と政治の可能性―日本文学との比較をとおして【山辺省太】


第4部 英国とアイルランドの「あなたの知らない世界」

人を撮るカメラ、人を撃つカメラ―E・W・ホーナング『カメラの悪魔』【金谷益道】

寄る辺ない者たち、共闘せよ!―フラン・オブライエン『第三の警官』における自転車との接続【遠藤徹】

反転する別世界―C・S・ルイスの『魔術師のおい』とスザンナ・クラークの『ピラネージ』における対照的な他者性【野田ゆり子】

曖昧になる生と死の境界線―ローラ・パーセルの『象られた闇』【諏訪暁】


対談【下楠昌哉×東雅夫】

執筆者紹介(東雅夫によるメール・インタビュー)

あとがき