吉田希依著. 『グロテスクな欲望 トニ・モリスン作品における越境と融合』 朝日出版社, 2023. 12. 20. A4判206頁, 2,600
概要
トニ・モリスン作品における越境と融合
目次
序章 モリスンが描く「グロテスク」について
第1部 人種/性別を超えた絆―ヴァージニア・ウルフとウィリアム・フォークナーへの想い
第1章 「すべてがバラバラになる世界で」―『ダロウェイ夫人』と『スーラ』における自己の境界
第2章 矛盾する価値と感情のぶつかり合い―『アブサロム、アブサロム！』と『ソロモンの歌』
第2部 一貫した自己を求めて―野鳥として描かれる女性たち
第3章 分解する物語―『青い眼がほしい』における暴力の連鎖
第4章 「私の内側に触って」―『ビラヴィド』における再生の手段としての身体的接触
第5章 内なる荒野へ―『マーシィ』における自由への旅路）
第3部 食の表象
第6章 社会システムを流動的にする手段としての食
第7章 『ラヴ』における近親姦のメカニズム）
おわりに
初出一覧
あとがき
引用文献
