論文
特集:語られなかった南部——Unexplored South
松井美穂「まえがき」
鎌田禎子「幻想の貴族——エドガー・アラン・ポーの南部と闇」
茅野佳子「ピーター・テイラーの「越境する<南部>——南部白人作家の描く人種関係と黒人像に関する一考察」
松井美穂「グロテスクのポスト/コロニアルな探求——マッカラーズの Reflections in a Golden Eye を読む」
本村浩二「“A Curtain of Green” の「雨」と “Dry September” の土——Weltyというレンズを通してFaulknerを読むことの一例」
書評・論評
斉藤昇 著『ワシントン・アーヴィングとその時代』——久保拓也
斉藤昇 著『「最後の一葉」はこうして生まれた——O・ヘンリーの知られざる生涯』——加藤光男
渡辺信二 訳『アメリカン・インディアンの詩』——松田寿一
本村浩二 著「自足的なお伽の世界の魅力と限界——ユードラ・ウェルティの『デルタの結婚式論』」『他者・眼差し・語リ——アメリカ文学再読』所収——松井美穂