1. 新刊書
  2. 野口啓子・池野みさお・山口ヨシ子編著. 『アメリカ文学にみる女性の教育』 彩流社, 2024. 2. 29. 四六判14+278頁, 3,000

野口啓子・池野みさお・山口ヨシ子編著. 『アメリカ文学にみる女性の教育』 彩流社, 2024. 2. 29. 四六判14+278頁, 3,000

概要

アメリカ独立革命後の建国期〜20世紀の転換期にかけて、女性作家12名の作品を取り上げ、「女性の教育」をテーマにアメリカ文学を解読する。

──家庭や社会で、女性は何を学び取っていったのか、作家たちは女性読者をどのように啓発し、導こうとしたのか── 

ハナ・ウェブスター・フォスター、マライア・W・スチュアート、E. D. E. N. サウスワース、マリア・スザンナ・カミンズ、アン・スティーヴンズ、ハリエット・ジェイコブズ、オルコット、シャーロット・P・ギルマン、ケイト・ショパン、イーディス・ウォートン、バーネット、ウィラ・キャザー


目次

第I部 建国期からアメリカン・ルネサンスまで

第1章  「共和国の娘の悲劇」というテキスト

  ──フォスター『コケット』

  (野口啓子/津田塾大学教授)

第2章  過激な黒人フェミニストの教育法

  ──スチュアート『宗教と道徳の純粋原則』

  (マーシー・J・ディニウス/ドゥポール大学[イリノイ州シカゴ]教授)

第3章  女性をエンパワーするための小説

  ──サウスワース『捨てられた妻』

  (山口ヨシ子/神奈川大学名誉教授)

第4章  家庭小説における教育のかたち

  ──ウォーナー『広い、広い世界』からカミンズ『点灯夫』へ

  (藤井久仁子/元プール学院大学教授)

第5章  メロドラマの真実

  ──スティーヴンズ『古き屋敷』

  (黛 道子/元日本保健医療大学教授)

第6章  同情と共感を行動力に変えるナラティヴ

  ──ジェイコブズ『ある奴隷少女に起こった出来事』

  (矢島里奈/言語文化研究所客員研究員)


第Ⅱ部 南北戦争から二十世紀転換期まで

第7章  家族の絆と教育

  ──オルコット『若草物語』を中心に

  (池野みさお/津田塾大学教授)

第8章  「オンナ・コドモ」から「オンナとオトコ」へ

  ──ギルマン「黄色い壁紙」を中心に 

  (渡辺佳余子/元東京成徳短期大学教授)

第9章  黒人女性に学ぶ真の自分と生き抜く力

  ──ショパン『目覚め』

  (大西由里子/言語文化研究所客員研究員)

第10章 アメリカン・ガールの深層と女性の教育

  ──ウォートン『歓楽の家』

  (相木裕史/津田塾大学専任講師)

第11章 子どもたちの自分育てと自己教育

  ──バーネット『秘密の花園』

  (羽澄直子/名古屋女子大学教授)

第12章 教えと学びの連環

  ──キャザー『マイ・アントニーア』

  (小倉 咲/東邦大学専任講師)