概要
目次
はじめに
第1章 「知らない世界」はどこに──風俗小説
第2章 「場所の感覚」──リージョナリズム/南部小説
第3章 「貧乏白人」という表象──「ラフ・サウス」の文学
第4章 「普通」の地域に住む「普通」の人々──郊外小説
第5章 階級問題の再導入──ノワール小説
第6章 駆逐される「闇」──ゴシック小説
第7章 一回かぎりのプロジェクト──ロード・ノヴェル
第8章 したたかなサバイバル──ドロップアウト小説
第9章 アメリカの「お家芸」──戦争小説
第10章 ポストモダン的認識の向こうに──メタフィクション
第11章 なぜアメリカはこうなってしまったのか──歴史小説(1)
第12章 混沌とした「現実」への不安──歴史小説(2)
第13章 フェミニズムとの距離──女性文学
第14章 脱特権化のなかで──ゲイ/レズビアン小説
第15章 受苦への批評的まなざし──ユダヤ系文学
第16章 「抗議小説」をこえて──黒人文学
第17章 「個」と「全体」──先住民文学
第18章 差異への感受性──アジア系文学(1)
第19章 強制収容の体験/記憶──アジア系文学(2)
第20章 祖国、そしてアメリカ──アジア系文学(3)
第21章 葛藤なき成熟?──アジア系文学(4)
第22章 境界を意識させる「越境」──チカーノ文学
第23章 「裏庭」の視線──カリブ系文学
第24章 外部などどこにもありはしない──異境小説
第25章 「自然」と「共同体」──エコフィクション
第26章 フォークナーからモリスンへ──反近代小説