1. 新刊書
  2. 大橋吉之輔著, 尾崎俊介編, 『エピソード アメリカ文学者 大橋吉之輔エッセイ集』 トランスビュー, 2021. 10. 15. 四六判383頁, 2,700

大橋吉之輔著, 尾崎俊介編, 『エピソード アメリカ文学者 大橋吉之輔エッセイ集』 トランスビュー, 2021. 10. 15. 四六判383頁, 2,700

概要

長男の死、妻との別れ、そしてアメリカ文学への思い…ヘミングウェイ、スタインベック、フォークナーなどの翻訳で知られる、ユニークな文学者の生涯。

目次

小伝 大橋吉之輔先生

第一章 「大橋吉之輔」の形成

ヒロシマ・ひろしま・広島

菊池寛のトランク

書物とのつきあい

シェイクスピアのこと

Episode 東大時代の先生

厨川先生のこと(厨川文夫氏への追悼文)

“Three Lives”(龍口直太郎氏への追悼文)

思い出すこと(西脇順三郎氏への追悼文)

師恩(西川正身氏への追悼文)

Episode 大橋二等兵

 

第二章 先生の文学論

アメリカ文学へのアプローチ

Episode 大橋ゼミ

スタインベックの文学

アーネスト・ヘミングウェイの死

ウィリアム・フォークナーの人と作品 -私は人間の終焉を信じないー

大橋健三郎著『フォークナー研究 1』

Episode 大橋先生の文学論

いまなぜユダヤ系なのか

谷崎、荷風の作品を評価 来日の米小説家ソール・ベロー

死を想定しない倫理

Episode 先生の、そして私の『ライ麦畑でつかまえて』

本国におけるメイラーの評価

『カリフォルニア州ヨコハマ町』

Episode 大橋先生と翻訳

事件と文学の間柄

南部女流作家の写真集

ケルーアック再考

思い出すこと

サーバー雑感

われわれにとって外国文学とは何かーー「アメリカ文学に対するアジアの反応」会議に出席して

シャーウッド・アンダスンと私

シャーウッド・アンダスンの文章
Episode 大橋先生の「アンダスン愛」

第三章 仕事・クルマ・映画・古本
貧乏性
ヘミングウェイ架空会見記
国産車の余禄
病気のあとで
Episode 先生とクルマ
映画三題 強烈な人間臭さ―イタリア映画「道」
身と心で生きている人々―「喜びも悲しみも幾年月」
リアリズム映画の極限―ポーランド映画「地下水道」
アメリカの古本屋
Aを追え
ニューヨーク・ブック・フェアにて
さぎそう

第四章 晩年の先生
天邪鬼
Episode 李さんのこと
インディアン
タイムズ・スクェア
Episode 恵泉女学園大学時代
なまえ
なまえ(続)
Episode 入院中の先生

第五章 最後のエッセイ
シカゴ再訪
Episode シカゴへの旅
ジョン・アンダスンのこと
宇和島へ
Episode 私の就職問題
シェリーかシャンペンか
Episode 大橋先生と松元寛先生
感謝祭の七面鳥
Episode 絶筆
エピソード

あとがき
大橋吉之輔 著作目録