特集
好奇の心と畏怖の念:The Quintessence of American Literature
はしがき
Edgar Allan Poe とダブルのテーマ
鎌田 禎子
南部のグロテスク再考——Julia Peterkin, William Faulkner, Eudora Weltyの短編を通して
松井 美穂
研究論文
流れの場としての都市と身体——ヘンリー・ミラー『北回帰線』が描く生のあり方
井出 達郎
ネイティヴ・スピーカーは誰なのか——Chang-rae Lee, Native Speaker における英語イデオロギー
伊藤 章
連載エッセイ 3
文学を知ろうとする人たちは今どこへ行くのですか:北海道とアメリカ文学
片山 厚
新書紹介
研究書
大井 浩二 監修、相本 資子、勝井 伸子、宮澤 是、井上 稔浩 編著『異相の時空間——アメリカ文学とユートピア——』所収
○新関 芳生著「金メッキ時代のスチーム・パンク——エドワード・S・エリスの『巨大なハンターあるいはプレーリーの蒸気人間』を読む」 久保 拓也
日本ヘミングウェイ協会 編『アーネスト・ヘミングウェイ 21世紀から読む作家の地平』所収
○瀬名波栄潤著「男らしさの神話と実話——ニックのキャンプの物語」
○本荘 忠大著「ヘミングウェイと禁酒法」
○上西 哲雄著「物語『移動祝祭日』に読むヘミングウェイ——『フィッツジェラルドもの』の場合」
○塚田 幸光著「ライティング・ブラインドネス——ヘミングウェイと『老い』の詩学」 本村浩二
井上 健 編『翻訳文学の視界——近現代日本文化の変容と翻訳——』所収
○上西哲雄著「翻訳者の透明性について——村上春樹訳『グレート・ギャッツビー』をめぐって——」 岡崎 清
翻訳書
○藤井 光 訳
サルバドール・プラセンシア著『紙の民』
ラウィ・ハージ著『デニーロ・ゲーム』
ダニエル・アラルコン著『ロスト・シティ・レディオ』
本城誠二