1. 新刊書
  2. 武田悠一著. 『読むことの可能性 文学理論への招待』 彩流社, 2017. 8. 25. 四六版292頁, \2,500

武田悠一著. 『読むことの可能性 文学理論への招待』 彩流社, 2017. 8. 25. 四六版292頁, \2,500

概要

なぜわたしたちは「文学」を必要としているのか、

なぜ「文学」は衰退した、と言われるのか──

「テクスト理論」から「精神分析」まで、

「文学理論」の「定番」をわかりやすく解説、

今のわたしたちに意味のある形で実践する入門書!


目次

序章 文学の多様性

 文学理論は「文学」だけの理論ではない/「文学」は衰退したか?

 文学に理論はいらない?/漱石の『文学論』、ほか

第1章 文学の言語

 言語分析としての文学理論/多様な「文」を書いた漱石

 ロシア・フォルマリズムの「異化」概念、ほか

第2章 テクスト理論

 〈テクスト〉とは何か?/作者の死

 間テクスト性/「赤ずきん」の〈間テクスト性〉を読む

 物語のイデオロギー、ほか

第3章 受容理論

 ニュー・クリティシズム以後/受容美学

 「内包された読者」/『羊たちの沈黙』の受容、ほか

第4章 構造主義

 物語の構造分析/英雄物語の基本構造

 『もののけ姫』/「行きて帰りし物語」

 物語の精神分析、ほか

第5章 脱構築

 構造主義からポスト構造主義へ/ジャック・デリダの脱構築

 アメリカの脱構築批評、ほか

第6章 精神分析

 反復強迫/トラウマを超える試み

 アメリカン・ゴシック/精神分析の脱構築

 フェミニズム精神分析、ほか