1. 新刊書
  2. 山口ヨシ子著, 『異性装の冒険者——アメリカ大衆小説にみるスーパーウーマンの系譜』 彩流社, 2020. 12. 31. 四六判360+38頁, 4,200

山口ヨシ子著, 『異性装の冒険者——アメリカ大衆小説にみるスーパーウーマンの系譜』 彩流社, 2020. 12. 31. 四六判360+38頁, 4,200

概要

19世紀頃、アメリカ大衆小説に描かれた数多くの「男装」女性冒険者達。なぜ大衆向けの安価な小説で多くの「異性装の女性冒険者」が描かれたのか、その背景と、その後に生まれた様々な種類の新たな小説への影響を探る。

目次

第1章 少女が男装する理由──サウスワース『見えざる手』

    ジャンルとしての少女冒険物語/冒険と異性装/

    名目上の男装/奴隷解放と女性解放/

    ジェンダーを超える男性キャラクター/女性たちの連帯、ほか

第2章 元祖スーパーウーマンとしての女性冒険者

             ──女性戦士物語の系譜を辿る

    パンフレット小説の女性冒険者たち/

    パンフレット小説の読者層/女性戦士物語/

    売春婦から国民的英雄へ/女性戦士物語の原型、ほか

第3章 パンフレット小説にみる男装のキャリアウーマンと

               悪漢に恋する女性冒険者

    危険を避けるための男装/男装することの罪悪感/

    女性が一人生き抜くための男装/

    男装の女性冒険者の物語が人気を博した理由、ほか

第4章 メキシコ戦争と「黒いヒロイン」

    メキシコ戦争時のアメリカ大衆小説/戦場のロマンス/

    女性読者を獲得する努力/「白さ」が鍵となるロマンス/

    フェミニストからフェミニンへ、ほか

第5章 キャピトーラから南北戦争の女性戦士へ、

     そしてジョー・マーチ、ダイムノヴェルの女性冒険者たちへ

    南北戦争中のパンフレット小説が描く女性戦士/

    女性が男装せず志願するとき/

    フェミニズム対センティメンタリズム/

    「おてんば娘」のワーキングガール、ほか