1. 新刊書
  2. 堀内正規著, 『「白鯨」探求 メルヴィルの〈運命〉』 小鳥遊書房, 2020. 12. 28. A5判298頁, 3,200

堀内正規著, 『「白鯨」探求 メルヴィルの〈運命〉』 小鳥遊書房, 2020. 12. 28. A5判298頁, 3,200

概要

エイバブを悲劇的な英雄と見なすのでも、イシュメイルをエイバブの批判者と見なすのでもなく、メルヴィル自身も自覚していなかった運命観を読みとる。

それは、エイハブがモービィ・ディックを追跡したように、生に対する最も深い肯定がなされている『白鯨』というテキストそのものを探求(=精読)する行為である。


目次

はじめに

一  クィークェグの樫棒

二  イシュメイルの急場の産婆術

三  イシュメイルの、エイハブとの近さと隔たり

四  エイハブの狂気のかたち

五  個体であること

六  エイハブの悪と神の悪

七  〈性格〉としての〈運命〉 

八  〈全体〉の相貌——海・白さ・捕鯨   

九  鯨のレッスン

十  鯨の〈かたち〉を歌う

十一 「物語作者」イシュメイルの脱皮

十二 いかにして〈中心〉に向かうか

十三 世界と交わる   

   

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