1. 里見繁美・中村善雄・難波江仁美(編著)『ヘンリー・ジェイムズ、いま ―歿後百年記念論集』英宝社,2016.9.3, 四六版xviii+411頁,  \3,800

里見繁美・中村善雄・難波江仁美(編著)『ヘンリー・ジェイムズ、いま ―歿後百年記念論集』英宝社,2016.9.3, 四六版xviii+411頁,  \3,800

概要

人生、芸術、語り、主体、創作、金融、環境、過去、未来――。

歿後100年、越境するまなざし。巨匠H.ジェイムズの非時多在性を読みとく20篇



目次

はじめに

 

ジェイムズ学事始(行方昭夫)

 

第一部 人生と芸術

 実人生とフィクション――彫刻家トーマス・クロフォードと『ロデリック・ハドスン』(北原妙子)

 復讐を描く/画く――ジェイムズの小説と絵画の芸術的表現(中井誠一)

 ジェイムズの劇作への挑戦と挫折をめぐって――『ガイ・ドンヴィル』を中心に(名本達也)

 ジェイムズ家のイギリス批判――『アリス・ジェイムズの日記』をめぐって(中川優子)

 源流から河口まで――ジェイムズ家探訪(水野尚之)

 

第二部 揺れる主体

 ジェイムズの手記と幽霊――境界上の語りの戦略(齋藤園子)

 見間違いの喜劇――『聖なる泉』の間主観的世界(松井一馬)

 「今はもう向こう側」――「密林の獣」におけるセクシュアリティの境界(畑江里美)

 分身というモンスター――「なつかしの街角」における自己イメージの問題(砂川典子)

 ジェイムズのホームカミング――expatriate から "dispatriate" へ(石塚則子)

 

第三部 変わりゆく意識

 『ポイントンの蒐集品』における「もの」とひとの関係(町田みどり)

 ストレザーの「新しい倫理」――アメリカ、グローバリゼーション、正義(松浦恵美)

 欲望の構図――『鳩の翼』に見る資本主義的対立(堤千佳子)

 新しい家庭構築の試み――アメリカン・ヒロインとしてのマギー(志水智子)

 耳をすます子ども――『メイジーの知ったこと』に聴くモダンの風景(難波江仁美)

 

第四部 非時空間の世界

 ジェイムズの眼差しの戦略と差延化する/されるアイデンティティ(中村善雄)

 アメリカ民主主義の功罪――『アメリカの風景』の訴え(里見繁美)

 越境の先――二つの未完作品に見えるもの(海老根静江)

 見えない越境――ヘンリー・ジェイムズと日本を結ぶ点と線(福田敬子)

 ヘンリー・ジェイムズ、「空間/時間の移動」、「リタラリー・ナショナリティ」(別府惠子)

 

あとがき

日本におけるヘンリー・ジェイムズ書誌 

索引
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