1. 石原 剛『マーク・トウェイン 人生の羅針盤 ――弱さを引き受ける勇気』(NHKカルチャーラジオ「文学の世界」テキスト)NHK出版,2016.7.1, A5判176頁, \ 905

石原 剛『マーク・トウェイン 人生の羅針盤 ――弱さを引き受ける勇気』(NHKカルチャーラジオ「文学の世界」テキスト)NHK出版,2016.7.1, A5判176頁, \ 905

概要

 得てして子ども向けの冒険小説を書いたと考えられがちなトウェインだが、その人生と作品とを眺めてみれば、歓喜と悲哀、勇気と葛藤、自由と孤独、正義と偏見といった多くの人間が直面する様々な問題がダイナミックに展開していることに気が付く。劇的に変化する人生と時代を決して臆することなく最後まで生き抜いたトウェインの作品世界には、急速な変化を遂げる現代社会を生き抜くためのヒントが詰まっているのである。そんな常識と闘い、信念を生きたトウェインの心を、その名作から読み解く。


目次

はじめに

 

第1回 人間に寄り添い続けた人生

 

第2回 名作群が生れた土壌

 

第3回 どん底からの飛躍――出世作「飛び蛙」に乗って

 

第4回 「自由」の原風景――『トム・ソーヤーの冒険』とアメリカらしさ

 

第5回 人間の本質を見極める――世間体のウソと『王子と乞食』

 

第6回 一人で生きるには――主人公達の生まれ育った境遇

 

第7回 人と比べる弱さ――アメリカの闇と『ハックルベリー・フィンの冒険』

 

第8回 孤独のレッスン――ハックの寂しさとジムとの出会い

 

第9回 常識を疑え――ジムの自由をめぐるハックの葛藤

 

第10回 心の矛盾を乗り越えて――地獄へ落ちるハックの覚悟

 

第11回 苦難を忍んで――晩年の代表作と後世への教訓

 

第12回 自分に対する「赦し」の思想――意志を持てない『人間とは何か』

 

第13回 日本から見るトウェインの精神

 

トウェイン文学へのブックガイド

 

マーク・トウェイン略年表