1. 小野和人『生きている道 ソローの非日常空間と宇宙』金星堂,2015.9.1, A5版 249頁, ¥2,000

小野和人『生きている道 ソローの非日常空間と宇宙』金星堂,2015.9.1, A5版 249頁, ¥2,000

概要

 現在ソロー研究は、ソローの人と作品をアメリカの総合的な文化史・思潮史の中に位置付ようとする試みがなされるところまで進展しているとはいえ、その前提となるソロー作品の精緻な読みがすべて完了しているとは言い切れないところも散見される。本書は従来のソロー研究の中で看過され、謎のままに放置されていると思われる箇所に取り組み、その解釈を試みるものである。



目次

まえがき

 

第一部 生きている道
序章
第一章:生きている道—「旧マールボロー街道」を読む
第二章:「クタードン」の制作過程―メモ、講演から作品へ
第三章:ソローのサドルバック山登攀―心の聖域を求めて
第四章:水源としてのアジオコチョーク山
第五章:非日常空間としての夜―作品『月』について

第二部 宇宙への道
第一章:太陽は夜明けの星―『ウォールデン』の結句について
第二章:アメリカ・ルネッサンス期の文化・文学における宇宙意識:概観又は瞥見
第三章:ソローと宇宙

第三部 ソローと宮澤賢治
第一章:二人の比較の基盤を求めて
第二章:宮澤賢治の銀河系とソローの「天」

ソローの略年譜
あとがき
参考資料
索引